
第7回日本電動車椅子サッカー選手権大会
関東ブロック予選会
◆日時 2001年5月12日(土)11:00〜19:00
◆場所 横浜ラポール
| 結果 | |
| 順位 | チーム名 |
| 1位 | FINE |
| 2位 | F.C.厚木ドリームス |
| 3位 | Yokohama Crackers |
| 4位 | YOKOHAMAベイドリームP.S.C. |
2001年11月10,11日(土・日)に愛知県名古屋市愛知県体育館で開催される「第7回日本電動車椅子サッカー選手権大会」の東北・関東ブロック出場枠を決定するために「関東ブロック予選会」を行ないました。東北ブロック2チーム、関東ブロック8チーム、計10チームにより、東北・関東ブロック出場枠4枠を敗者復活枠のあるトーナメント方式で争いました。
トーナメント表

いつもスロースターターで、徐々にボールタッチ、試合感、チームワーク、戦術理解度を高めていくFINE。今回は、その1試合目に思わぬ強敵にあたり、選手権大会出場に黄信号が灯り大ピンチ! 今予選会第1試合で当たるAmigo!TAMAとは、昨年度関東大会で敗者復活も含めて2回対戦し、5-0・11-0と快勝した相手にかなりの冷や汗をかかされました。このチームとは言葉が悪いかもしれませんが、次の試合に備えた「骨鳴らし」程度と思っていたのです。が、あまりの"バケ具合"に開いた口がふさがらなくなりそうでした。常勝軍団「FINE」が泡を吹かされ、予選敗退という言葉が頭をよぎり、試合中に青ざめたのは後にも先にも今回が初めてでした。
その試合内容はというと、軽く2点を先制していつも通り怒涛の攻撃で勢いづくかと思いきや、1点を返され2-1となりました。その後、前半終了間際に1点を取り3-1で折り返したここまでは余裕があり、いつもと同じく攻撃を重視しすぎてからのポカをやってしまった程度に考えていました。ところが後半にスペクタクルなドラマが生まれたのです。
後半1分、まさかの痛恨のオフサイドをしてしまい、PKを相手に与え3-2。ここから鬼のようなAmigoの反撃が始まった。前半にも度々うちが調子悪く自陣に押されることがあったのではなく、Amigoの実力が上回っていたのだ。中田さんの4.5km/hでのスペース作り、昨年度関東代表の滝沢くんと山上さんの連携の前に、FINEは攻撃の糸口さえ見つけられなくなってしまった。あせってしまったためにシステムやポジションの修正ができないまま、Amigoの牙がFINEを切り裂いた。後半6分、CKからショッキングに得点を許し3-3の同点。後半14分、勝ちに行くためにあまりに攻撃に偏ったFINEの相手ゴールエリアでのボール回しから、あざ笑うような一気のカウンターを食らい3-4の逆転。この時点でFINEのほとんどの選手が、「全国に行けなくなる」という言葉が頭を巡っただろう。
しかし、百戦錬磨のFINEはこのまま沈むことはなかった。ここまでくると技術の差など関係なく、試合を支配しているものは「モチベーション」であり、「勝利にこだわる執念」なのだ。その逆転された1分後の後半15分、気合で1点を奪い返し4-4の同点に追いついた。さらにその1分後の後半16分、インプレッシブでミラクルでマーベラスでエキサイティングでスペクタクルな逆転弾を放った。5-4となったのだ。残り時間は3分弱。こうなると"虎の子"の1点のリードを守るために、恥も外聞もプライドも関係なくボールをアウトオブプレーにして時間を稼いだ。そして終了のホイッスルが吹かれ、激闘の幕が降りた。
試合終了後、毎試合のように行なわれる両選手交えての挨拶の中で、「こんなに負けてくやしいと思ったのは初めてだ」とAmigoの監督や選手が語っていた。それはそうだ、この試合に勝てなければ選手権大会へはいけないのだ。1歩間違えば、というかその状態へ1歩足を踏み入れさせられ、FINEがここまでしないと勝てないのが、パワーアップしたAmigoなのだ。今後の大会では間違いなく優勝候補の一角を担うだろうし、対戦するのが楽しみな相手がまたひとつ現れた。
| Aコート・A3:第1試合 | ||
| FINE | 5-4 | Amigo!TAMA |
| 前半 2分高橋 前半 8分石川 前半18分高橋 後半15分高橋 後半16分高橋 |
前半11分滝沢 後半1分平野PK 後半6分山上 後半14分滝沢 |
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第2試合は恒例のYokohama Crackers。前の試合で精神的に消耗が激しく、ベストな状態で試合に臨めなかったが、驚くような結果となった。先制点は、CKからニアを攻めると見せかけファーへ逆を取るようにあっさり簡単にクラッカーズに取られてしまった。しかし前半9分相手ゴールエリア内で相手がファールしPKを得てから流れは変わった。そのすぐ後にクラッカーズのエース金子くんが体調が悪くなり交代したのだ(大会後にクラッカーズのメンバーと飲みに行ったが、噂ではS審判・FINE両アレルギーだそうだ[笑])。その間にここぞとばかり攻めこみ、7分間に5得点を挙げ、試合を前半で決めてしまった。前に試合で消耗していただけに非常に楽に試合を展開でき、後半にはさらに2点挙げ、7-1で快勝した。
| Aコート・A4:第2試合・準決勝 | ||
| FINE | 7-1 | Yokohama Crackers |
前半 9分高橋PK 前半12分高橋 前半13分高橋 前半14分高橋 前半16分高橋 後半7分石川 後半9分石川 |
前半2分金子 |
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公式戦では1999年の選手権大会以来久々の対決となったF.C.厚木ドリームス。このチームは伊藤くん、松本くんのしつこいマークが売りだが今回はあまりしつこく感じられなかった。それもそうだろう、FINEの潰しのほうがキツいのだから。こちらも前半で4点取り、ほぼ前半で試合を決め、後半は電動車椅子の消耗が激しいメンバーを下げ、1-3から1-1-2にシステムを変更してバランスよく攻守できるようにしたが、どうしてもオフサイドなどのポカをやってしまい、完封できない試合が最近多いのだ。攻撃重視のデメリットであるが、それ以上にメリットのある得点力を生かせるようボールを支配し穴をなくす、完璧な"トータルフットボール"を次の大会に向けて完成させなくてはならない。
| Aコート・A5:第3試合・決勝戦 | ||
| FINE | 5-1 | F.C.厚木ドリームス |
| 前半 5分山本 前半16分石川 前半17分高橋 前半19分高橋 後半1分石川 |
後半17分竹田PK |
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得点
チームランキング
| 順位 | 得点 | チーム名 | 試合数 |
| 1 | 17 | FINE | 3 |
| 2 | 15 | 厚木 | 3 |
| 〃 | 15 | ベイドリーム | 4 |
| 4 | 13 | クラッカーズ | 2 |
| 5 | 4 | アミーゴ | 1 |
| 6 | 3 | ゴール電 | 2 |
| 7 | 1 | エレキング | 1 |
個人ランキング
| 順位 | 得点数 | 氏名 | チーム | スピード | 試合数 |
| 1位(単独) | 11 | 高橋 弘 | FINE | 6 | 3 |
| 5位(4人) | 5 | 石川 徹 | FINE | 6 | 3 |
| 12位(5人) | 1 | 山本 俊慈 | FINE | 4.5 | 3 |